歯周病予防ケア
①毛先の細い歯ブラシで磨くすでに歯周病になっている方や、歯茎から血が出るという方は毛先の細い歯ブラシで磨くと良いでしょう。
歯と歯茎の間には、「歯周ポケット」という溝があります。
この「歯周ポケット」に歯ブラシの毛先を入れ込むようにして磨くと、歯周病に効果的です。
この時、毛先が平らにカットされている歯ブラシを使っても良いですが、毛先が少し細くなっている歯ブラシだとより効果的ということです。
すでに歯周病になっている方は、硬い歯ブラシだと痛みを感じることがあるので柔らかめ~普通の硬さの歯ブラシを使いましょう。
「歯と歯茎の境目も磨く」というのを意識しながら磨きましょう。
②歯周病予防の歯磨き粉で磨く
現在、歯磨き粉は様々なものが売られています。
市販されているだけでもかなりの数なのでその中から1つを選ぶのは簡単ではありませんよね。
基本は、「フッ素」が含まれている物が多いでしょう。
今、出血などがなく、歯茎が健康で引き締まった状態である場合は、どの歯磨き粉を使っても大差はないです。
歯磨き粉はあくまでも補助的なものであり汚れが落ちるかどうかは「歯の磨き方」にかかっているからです。
ただ、歯周病と言われたり、歯茎から出血が目立つ方は歯周病用の歯磨き粉を使って磨くと良いでしょう。
それらには、歯茎を活性化させたり細菌をつきにくくする成分などが含まれています。
歯ブラシだけでなく歯周病予防歯磨き粉の力を借りることでより効果的に歯周病ケアを行うことができます。
【やめるべきこと】
①喫煙(タバコ)
喫煙(タバコ)をやめない限りは、歯周病治療をしてもなかなか治りません。
1日10本以上タバコを吸うと歯周病になるリスクが5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍にも上昇すると言われています。
タバコは身体に悪いだけでなく歯や歯茎にとっても良くありません。
②早食い
唾液には、汚れを洗い流したり殺菌したりする効果がありません。
しかし早食い=食べ物をよく噛まないでいるとその唾液が十分に出ません。
これは歯周病やむし歯、口臭に繋がります。
歯周病を放置していると、歯茎から血が出たり、口臭を感じたりします。
さらに進むと歯周病菌により歯が揺れ、しまいには勝手に抜けてしまうこともあります。
歯周病が怖いのは「痛みが出にくい」ということです。むし歯であれば歯が黒くなったり痛みが出たりするので気づくことができます。しかし、歯周病はそうではありません。自覚症状がないまま進行し、自覚症状が出るころには手遅れということがあります。
2023年10月28日 10:58