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口内も衰える、唾液の減少

【口内も衰える、唾液の減少】
歳を取ると、身体のあちこちが痛くなるだけでなく、反射機能や運動機能も落ちて生活をするのにも少し支障が出てきますよね。
それは口内も同じです。口内の中でも加齢の影響をよく受ける器官があります。
それは唾液腺です。唾液腺とは唾液を分泌するための腺で、汗を分泌する汗腺やリンパ液が流れ込むリンパ腺などと同じような分類です。
唾液の分泌は老化と共に落ちていきます。高齢者の皆さんは唾液しっかりと出ていますか?
【唾液腺の種類】
唾液腺は大きい物から小さいものまで何種類もあります。
その中でも人間の生活に大きく関係しているのは3ヶ所です。
耳の下にある耳下腺・顎の下にある顎下腺・舌の下にある舌下腺です。
これらは3大唾液腺と呼ばれていて主に唾液の分泌量減少や、唾液腺疾患になるとこの3ヶ所に注目が集まります。
唾液腺の中でも安静時に最も分泌してくれているのは顎下腺で、食事をしていて咀嚼をしている時に分泌してくれるのは耳下腺です。
唾液腺も1つ1つの役割が違うのです。
〈耳下腺〉サラサラ
〈顎下腺〉サラサラ、ネバネバ(混合腺)
〈舌下腺〉ネバネバ
サラサラ…副交感神経がコントロール(食事中やリラックス時に分泌されやすい)
     水、イオンが多く分泌され、唾液アミラーゼなど多く含む
ネバネバ…交感神経がコントロール(ストレス時に分泌されやすい、水の分泌が減り、ムチンを多く含む、細菌を絡めとり、体内への侵入を防ぐ、口の中の粘膜を守り、保湿する
     

【唾液の働き】
唾液は、1日1~1.5リットル分泌され歯や口の粘膜を守ったり、虫歯の予防をするなど様々な効果があります。
1.口の中の水分を保ち、乾燥を防ぐ
2.消化液として働く
3.食塊を形成して、飲み込みやすくする
4.食物から味成分を溶かして味を舌で感じさせる
5.発音を滑らかにする
6.口の中を綺麗にし、口腔粘膜を保護する
7.歯を石灰化し、歯を守る
8.口の中の細菌の増殖を抑制する
9.酸やアルカリをやわらげる


【唾液が少なくなることによる影響】
唾液が分泌されないことで口の中の清掃性が落ちることになります。
口の中が不潔になるということは、むし歯が増えていき最終的に歯を抜かなければいけない状況にもなりかねないということです。
実際、歯が少ない人の多くは唾液の分泌量が十分ではなく、清掃性が劣っています。
唾液は食べ物を飲み込みやすくする効果や細菌の活動を抑制させる効果がありますが、一番は口の中を清潔に保つということです。
唾液が分泌されにくいとむし歯になりやすくなりますので注意が必要です。

【予防のポイント】
・噛む回数を増やして唾液の分泌を促進する
・こまめに水分補給をする
・うがいの回数を増やす
・洗口剤を使う




 
2023年10月14日 14:07
医院名
住所 杉並区阿佐谷北1-31-12-102
電話番号 03-3336-8004
 
午前診療
  9:00~13:00
午後診療
14:30~19:30
□・・・19:00まで、▲・・・16:30まで

診療科目

  • 歯科
  • 小児歯科
  • インプラント
  • 矯正
  • 口腔外科

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