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根尖病巣について

みなさんは「根尖病巣」という病気を知っていますか?
歯の根に膿が溜まって違和感が生じる病気のことです。自覚症状が無い場合が多く、たまたまレントゲンを撮影した際に発覚する場合もあります。
口腔内に膿が溜まるのは、一体なぜでしょうか?今回は根尖病巣についてお話します。
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【膿が溜まるのはなぜ?】
①重度のむし歯
最も多いのがこの理由です。むし歯は放っておいても自然治癒することがなく、徐々に症状が進行します。
細菌が内部にまで到達して神経が感染すると、眠れないほどの激痛に襲われてしまうでしょう。
ここでも我慢していると、やがて神経が死んで痛みが消えます。中には痛みが消えた段階で、むし歯が治ったと勘違いしてしまう方もいると思われます。
しかし実際は、細菌が歯の根を蝕んで炎症を引き起こしています。神経が死ぬと痛みを感じなくなるため、事態の深刻さになかなか気づけないのです。

②不十分な処置
何らかの理由で神経が死ぬと、抜髄をしなければなりません。
これは比較的難しい処置であり、経験と実績が豊富な医師であっても成功率が80%程度とされる治療です。
それは人間の歯の根は複雑な構造をしており、確実に菌を取り除くことが難しいのです。
菌が残ってしまうと、細菌の動きが再度活発化して歯の根へ入り込みます。

③歯の破折
抜髄をした歯は非常にもろくなり、ちょっとした衝動で破折しやすくなります。
激しいスポーツでぶつかった拍子に折れることもあるでしょう。破折した部分から、細菌が侵入して歯の根を蝕むことがあります。
また歯に「中心結節」という突起がある方は、この部分が折れたときにも細菌が内部へ侵入します。
これは歯の根が完成していない小学生や中学生で起こる可能性もあるため注意が必要です。

【主な症状】
代表的な症状6つです。
①フィステルができる
歯茎にできた白っぽいできものを、「フィステル」と言います。
いわゆる「膿の入った袋」で、ニキビや口内炎のような見た目をしているのが特徴です。
歯根嚢胞は袋状になっており、中の膿が増えると徐々に大きくなります。
口腔内にできものがあると気になる方もいるはずですが、ご自身でつぶさないよに注意してください。
歯科医院で適切な処置を受けましょう。

②歯茎が腫れる
免疫力の低下によって、歯茎が突然腫れて痛むことがあります。
風邪などの体調不良や、疲労、ストレスが蓄積しているときは特に注意が必要です。
重度の場合は口を開けにくくなったり、顔の外見が変わったりするので早めに受診してください。

③噛むと痛みが出る
歯痕嚢胞ができた歯で噛むと、歯根膜が炎症を起こして痛みが出やすくなります。
噛んだ時に異常が出るのは、歯根膜が炎症を起こして痛みが出やすくなります。
噛んだ時に異常が出るのは、歯根膜が噛んだものの硬さを判断する器官であるためです。

④歯が浮く
症状が進行して膿の袋が肥大化すると、歯槽骨を溶かすようになります。
その結果、歯が浮いたり、ぐらぐらしたりと違和感が生じるようになるでしょう。

⑤副鼻腔炎になる
歯根嚢胞が上の歯にできると、副鼻腔炎を引き起こす可能性があります。
上顎は歯に根が副鼻腔に近いため、鼻にも細菌が入り込むのです。
鼻づまり、頭痛、顔面痛といった症状にお悩みで、なかなか治らない方は歯根嚢胞が関係しているかもしれません。
進行するにつれて口臭もひどくなるので、早めの対処が必要です。

⑥骨髄炎
下顎に歯根嚢胞ができると、骨髄炎になるリスクが高まります。
特に風邪や疲労で免疫力が低下している時や、膿の袋が大きくなりすぎた場合は要注意です。

【治療法】
〈根管治療〉
死んだ神経を除去(抜髄)し、管を綺麗に洗浄・消毒してフタをする治療です。
同じ歯が何度も細菌感染を起こしている場合は、治療の方法に問題があるかもしれません。
歯科医院で相談して、治療をしてもらいましょう。


 
2023年07月22日 10:58
医院名
住所 杉並区阿佐谷北1-31-12-102
電話番号 03-3336-8004
 
午前診療
  9:00~13:00
午後診療
14:30~19:30
□・・・19:00まで、▲・・・16:30まで

診療科目

  • 歯科
  • 小児歯科
  • インプラント
  • 矯正
  • 口腔外科

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