インプラント手術GBR法
GBR法とは・・・インプラント治療において、骨が少ない場合に歯槽骨や顎の骨を促す治療法です。骨誘導再生法とも呼ばれています。
インプラント治療では、インプラント体を埋入するために十分な骨の量や厚みが必要になります。しかし、歯の欠損などが原因で骨がやせてしまうと、インプラント治療に必要な骨が足りない状態になってしまいます。骨が細いとインプラントが骨の中に収まりきらず、骨からはみ出して歯茎から露出してしまうことになります。GBR法では骨補填材を使用し、インプラントの固定に必要な骨の量、幅を増やします。
【メリット】
重度の歯周病や抜歯をして骨が痩せてしまったり、、生まれつき骨が薄い方にもできる治療になります。骨の量が足りない箇所のインプラントはぐらつきなどの失敗に繋がりますが、GBR法で骨造成を行うことでインプラントが長期的に安定することができます。
【デメリット】
インプラント手術は負担が大きく、術後1週間は痛みや腫れを感じることがあります。また、インプラントを埋め込んだあとは骨の再生を待つ必要があるため、通常のインプラント治療よりも期間がかかります。
~治療の流れ~
インプラントを歯槽骨に埋入し、インプラントを支えにして骨補填材をいれ、人工の膜(メンブレン)で覆います。
その後歯肉を戻し、骨の再生をじっくり待ちます。個人差はありますが、治療を終えてからおよそ4~6ヶ月で骨が再生してきます。
新しい骨が再生されインプラントが固定されたら人工歯を装着します。
2023年05月24日 16:48