虫歯になりやすい時期と健口寿命について
【虫歯になりやすい時期】各ライフステージにおけるリスクを知って、虫歯の予防を心がけましょう。
【乳児期~幼年期】
お子さんの虫歯予防には、歯の溝を塞ぐシーラントやフッ素が効果的です。
〈乳児期〉 〈幼年期〉
・乳歯が生え始める ・乳歯が生え揃う
・離乳食が始まる ・唾液などから虫歯菌に感染しやすい
・未成熟なエナメル質(乳歯) ・未成熟なエナメル質(乳歯)
【学童期~思春期】
生活環境や食習慣の変化で、虫歯になる確率が高くなります。
〈学童期〉 〈思春期〉
・永久歯が生え始める ・永久歯が生え揃う
・未成熟なエナメル質(永久歯) ・おこずかいで買い食いできる
・乳歯と永久歯が混在した凸凹な歯並び ・部活でスポーツドリンクを頻繁に飲む
・自分で仕上げ磨きするようになる ・成長ホルモンの変化で歯肉炎が増える
・仕上げ磨きの卒業
【成人期、妊娠期~高齢期】
これまでの生活習慣や歯のケア不足が原因で歯の喪失率が高くなります。
〈成人期、妊娠期〉 〈高齢期〉
・歯質が成熟する ・歯質の衰えがみられる
・忙しく歯科医院に通う時間がない ・歯肉が下がり歯の根が見える
・タバコやお酒を飲み始める ・生活習慣病が増えやすい
・治療した歯が再び虫歯になりやすい ・唾液の分泌量が低下する
・唾液の分泌量が低下する
【健口寿命について】
健口寿命という言葉を聞いたことはありますか?
健口寿命とは、ご自身で何でも噛めて、おいしく食事ができる期間を健口寿命と言います。
また、健口寿命とは介護なしで生活できる期間のことを言います。
平均寿命と健康寿命では差があります。
ですが、健口寿命と健康寿命は差がほとんどありません。
自分の歯でしっかり噛むことで、健康寿命を延ばし健口寿命を延ばしていきましょう。
2023年05月22日 09:30