不正咬合
歯並びや噛み合わせがよくない状態の総称を不正咬合と言います。歯の位置や上下の嚙み合わせから起こり、放置すると日常生活(肩こりなど)に支障がでることもあります。まずはじめに、正しい噛み合わせについてご紹介します。【正しい噛み合わせ】
・上下の前歯が前後2~3㎜で重なり、全ての歯が接合している
・咬み合わせたときに上下の前歯の中心があってる
【不正咬合の種類】
・上顎前突
上の前歯、または上顎の骨が前に突き出た状態。唇が閉じにくく、乾燥しやすくなります。
・下顎前突
下の前歯が上の前歯より大きく突き出た状態。しゃくれてみえるだけでなく、食べものが食べづらくなります。
・交叉咬合
顎が左右どちらかにずれて一部の噛み合わせが上下逆になっている状態。強く噛めなかったり、頭痛や肩こりの原因になります。
・過蓋咬合
上の歯が下の歯にかぶさっている状態。歯茎を傷つけやすく、歯自体を擦り減らしてしまうこともあります。
・開咬
奥歯を噛んでも前歯が嚙み合わない状態。前歯でものを噛み切れず、空気がもれやすいため発音に影響がでます。
・叢生
歯が重なりあったりして歯並びがガタガタになっている状態。歯ブラシで磨くことが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
・空隙歯列
歯と歯の間に隙間がある状態。
不正咬合を放置していると、虫歯や歯周病だけでなく、頭痛や肩こりの原因になってしまいます。正しい噛み合わせになっていないな、と感じる方は歯医者でみてもらうことをお勧めします。
2023年05月16日 11:49